クロムフォード村&クロムフォード・ミル
イギリスには世界遺産が28カ所ある。昨年までに既に15が訪問済みだ。今回のエリアには再訪先2ヶ所と未訪問先5ヶ所がある。
その一つがダーウェント峡谷の工場群(Derwent Valley Mills)だ。工場群だから
17のアトラクションがリストされている。
その内の9つがクロムフォード村周辺にあるとのことで遣って来た。
クロムフォード村は1771年にリチャード・アークライト(Sir Richard Arkwright)により世界初の近代的水力綿紡績工場・クロムフォード・ミルが建てられ、
当時は綿製品の需要が急激に拡大したため工場は次々に拡張され、労働者も急増し集合住宅群も造られ発展した村だ。
村の目抜き通りのすぐ裏の住宅地に池(Pond)がある。水鳥が飛び交い、白鳥が水中に餌を求め潜るシンクロナイズドスイミングさながらの愉快な姿が見られる。
池の端に水車が見える。行ってみると今はお店の客寄せ看板のようだ。お店は手作りバスケットの
Home Products Basketwareだ。
さまざまな形・用途のバスケットが山積みだ。大きなピクニックバスケット(こちらではそう呼ばないようだが)が夢を呼ぶ。
自宅のキッチンに持ち帰りたいものが沢山あるが嵩張るのが難点だ。スーツケースに収まりそうな小さなもの1つを求める。
表通りのお店のハンギングやコンテナがお洒落で美しい。クロムフォード・ミルへは車で2分。多くの人で賑わっているが、心湧くものがない。
工場群は1840年頃には水の供給に問題が生じ次第に衰退し、他に転用され荒廃してきたもののようだ。ただ古臭い建物があるだけで私の興味を惹かない(写真下左から2枚目)。
世界遺産だというだけで飛び付くのは時間の無駄と痛感する。この後の幾つかの世界遺産の訪問計画は見直す必要がありそうだ。
クロムフォード・ミルの道を挟んだ向かいにクロムフォード運河(Cromford Canal)の埠頭(Wharf )がある。この運河の一部も世界遺産に含まれるのだという。
ビジターセンターの屋外のベンチには大勢の観光客が寛いでいる。その周りを水鳥が歩き回る。運河は満々と水を湛え静かだ。心安らぐ。
Address | Cromford, Derbyshire |
Telephone | - |
Web Site | Cromford Village |
詳細はWeb Siteなどでご確認ください。
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